サービスのご案内


フェルデンクライス・ATMクラス:毎週火曜日19:30−20:45
場所:Conte-Sapporo
札幌市西区琴似1条4丁目2−15ニシムラビル4F
(東西線琴似駅すぐ)
http://conte-sapporo.com/evb_feldenkrais.php

フェルデンクライス・FIレッスン:完全予約制
場所:地下鉄円山公園駅徒歩5分
料金:8,000円(ATMクラス受講者、子供は割引あり)


Integrated Healingセッション:完全予約制
対面:15,000円
スカイプ:13,000

ご興味のある方、どうぞお気軽にお問い合わせください。
fk-hakusan[at]hotmail.co.jp
(*[at]を@マークに変えてください)

2017年5月27日土曜日

今、ここにある過去 ー インナーチャイルド

「お母さんに認めてほしかったのよ。愛してほしい、じゃなくて、認めてほしかったのね」

年末に、NYでのりこさんのセッションを5回受けた時のことです。3回目のセッションが終わって帰るときに、そう言われました。その時は「へえー、、、」、って感じで、そんなにピンとこなかった。母に認めてもらってない、認めてほしかった、なんて思った記憶は特にないしなあ、って。そのインナーチャイルドがセッション中に何度も情報で上がってきたものの、そこはやらないと筋反射で出たのだそうです。宇宙系DNA(さらっと書き流しときま〜す😅)や、細かい脳の調整など、のりこさんでなければ出来ない調整が山積み(!)だったので、そっちをやる、ってことだったのですね。

のりこさんのセッションの内容の濃さは半端なく(しかも受けに行くたびに、その濃さが増している。。。)、NYに受けに行くと、最初の数回は頭がフラフラになったり痛くなったりします(私の場合は、です)。10年ぐらい放置していた物置にあるものを、一気に全部ひっくり返して掃除するような、そこで大量に舞い上がった埃にむせ返るような、そんな感じ。

で、その時も恒例の(?)頭痛でよろよろしている時でもありました。のりこさんに言われたことも、まあそうだったのかもしれないけど、記憶も実感もないし、なんて具合でその日は終わり、次の日の朝のこと。目が覚めると、まだ頭痛も残っている。そのままベッドでゴロゴロしていて、ふと思いついてのです。自分をたっぷり褒めてあげてみよう、と。よく頑張って来たね、よくやってきたね、一生懸命やってるね、、、その他色々思いつくままに。そう自分に声がけをしていったら、胸の奥から込み上げてくるものがありました。まるで心の奥にある、ずっと閉じたままだった小さな扉を開けたような感じだった。そしてなぜだかわからないけど、ボロボロ涙が出てきて、そのままわんわんと泣いてしまいました。その時わかったのです。私はこれをずっと待っていたんだ、と。子供の頃の私は、こうやって褒めてほしかったんだ。認めてほしかったんだ。それをものすごく渇望していたのだ、ということが。

インナーチャイルドとはその名の通り「内なる子供」、なのですが、子供の時のトラウマが潜在意識に残ってしまっている状態を指して、インナーチャイルドね、と言ったりします。トラウマといっても、何もそんなすごく大きな傷とは限らないのです。私も普通に幸せに育ってきたし、子供の頃のトラウマ?そんなもんないけど、って思ってた(怪我や病気はありましたが)。でもIHを受けるようになって、そのほかにも別のヒーリングを受けたり、内観(のようなもの)をするようになって、実は結構いろんなところで傷ついていたんだな、私、とわかるようになりました。インナーチャイルドは誰にでもあるのです。

でも、そんな過去の傷をいちいち掘り返してなんになるわけ?嫌なことは忘れて前向きになった方がいいじゃない。ー 実に真っ当な、そしてポジティブな考え方のように聞こえます。私もずっとそう思ってたし。確かに過去に縛られず前向きになれればいいのですが、私たちの脳はそのようには出来ていないのです。特に子供の頃に経験した嫌なことは、この先、生き抜いていくための大事なデータとしてしっかり脳に取り込まれ、それを元に私たちの感情、思考、行動のパターンを作り上げていきます。インナーチャイルドは、意外なところで今の自分に影響を与えていたりするのです。私も、この「母に認めてもらいたかった」というインナーチャイルドが、いろんなところで、私の足かせになっていたことに、後々気づかされることになるのですが。。。

なので、インナーチャイルドを癒すことは、過去を振り返ってウジウジと傷をいじくる後ろ向きの行為ではないのです。今の自分のため、そして未来に向かう自分のためのもの。その時の自分が満たされなかった思いを、今の自分が100%受け止めてあげる。抑圧した感情を感じ切り、解放してあげる。そうすると、今の出来事に対する感情が変わってきます。そして未来の感じ方も。


そうそう、ブルース・リプトン博士著「思考のすごい力」を読むと、子供の脳がどうなっていて、どう潜在意識が構築されていくのか、そのあたりがよくわかるのではないかと思いますよ。私は本は読んでいないのですが、youtubeに彼のレクチャーやインタビューが沢山投稿(英語です)されているので、かなり見ました。彼は、潜在意識のことを、誰もいない部屋で自動再生されているテープのようなもの、などと呼んだりもして、それを変えることの難しさも語っています。

でもこうやって、潜在意識に働きかけ、変化させていくことのできる方法があるのですから、ありがたいですよね☆






0 件のコメント:

コメントを投稿