IHのセッションを受けていると、自分では思ってもいなかった自分が
色々浮かび上がってきたりします。私にとって、その一つの例が
「自由でいたい」「束縛されたくない」でした。
もちろん、「自由なのがいい」「あれこれキチキチと決められるのは
嫌だ」など、人並みには思ってましたが、
自由を渇望してるとか、束縛に極度な拒否反応が
あるなんて、全く自覚がありませんでした。
なんでそうなったかというと、またしても自覚のない
インナーチャイルドだったのですよね。
子供の頃に、母に常にあれやれ、これやれ、と言われる、
自分のやりたいようにやらせてもらえない、やりたくないことでも、
やりなさいと怒られる、極端に束縛をする親だったという訳では
なかったのですが、彼女の存在自体に何か自分を
束縛してくるものを、きっと感じ取っていたんだろうな、とは
今になって想像はできるのです。
そういう日々の小さな経験の積み重ねから、
自分を束縛するものから逃れなくては、と潜在意識に
インプットしてしまったようなのでした。そうなると、
「やらなくてはいけない」、と外側から
押し付けられたことに対して、
そこから逃れねば!と脳は反応してしまうのですね。
そのいい例が学業。
私は、小学生の時から、ここにはまるでモチベーションが上がらなかったのです。
学校に行くのは嫌いじゃなかったし、授業も
小学校の時は先生の言うことを黙って聞く、と
言うスタイルではあまりなかったのでよかったのだけど、
家に帰って、宿題・予習復習なんて全くやる気になれない → やらない
→ 親に怒られる → ますます自由を奪われてる気になって(←ここは無自覚)
更にやる気をなくす、という綺麗な悪循環が出来上がっていきました。
そして、外側からやれと言われたことだけでなく、
自分で決めたことも、決めた途端にそれが束縛に感じられてやりたくなくなる、
という面白いことまで起きるようになってしまったのです。
いえ、本人としては全然面白くないんですけどね^^;
何かというと、外出の際に自分で決めた家を出る時間に出かけられない、
という、かなりバカみたいな悩みが私にはありました。
家を出る時間が近づくと、あ、洗濯物を畳んでから行こう、とか
机の上を片付けてから行こう、とか、それって今やることじゃないでしょ、
という雑事にをやりたくなり(本当にどうしてもやりたくなってしまうのです)、
出ると決めた時間になっても、なんかゴチャゴチャやってて、
結局おくれてしまう。このパターンを毎回のように繰り返していました。
その度に「なんで私はこうなの!」と自分に怒りまくり、
自己嫌悪に苛まれていたのです。
これが束縛されることへの恐れから来てたなんて!と、
そのつながりを知った時はかなり衝撃でした。
昔だったら、こんな私は、ただのだらしがなくてやる気のない人間、
という、落伍者の烙印を押されて終わりだったでしょうけど、
その仕組みがわかって、しかも「調整」までできる時代に
生まれることができたなんて、ほんとに幸運だよなあと思います^^
そういえば、IHを習った時に練習セッションで私と組んだ人が
「夜更かしの癖を直したい」といい、それをお題にセッションしたら
夜更かしの原因が、かなり深〜いところから来ていたのに
驚いたことを思い出しました。
なんでもなさそうな、一見些細なことの
裏にも、深いものがあったりするのですよね。
本文とは関係ないけど、市場で見つけた
アーティチョークのお花。初めて見ました!
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